三角点探訪日記

全国に約10万点ある三角点を訪ねている
探索人ヤナギの探訪記録
目指せ!10万訪座(笑)

第5回 東京湾観音への道 前編 磯根崎にある三角点(千葉県富津市)

点名:高山 2011年11月20日(日)【過去の記録】

概要

 千葉県は太平洋戦争中、三浦半島と共に帝都東京の最終防衛ラインとしての機能を果たしていて、各地に旧軍の遺跡が今でも残存しています。今回訪れる三角点「高山」は、戦時中軍用道路として敷設された道を利用してアプローチします。実はこの道、一部の廃道マニアの間で有名です。
 また後日購入した『房総のやまあるき』内田栄一著にも掲載されていて、一般ハイカーも歩いているようです。実際、探索途中ですれ違った男性の方は「ガイドをするためこの道を下見に来た。」と言っていたので、今でも意外と歩かれている道なのかもしれません。
 この道の詳しい成り立ちは、そちらに詳しく掲載されているので、それらを見て頂くとして、今回は、三角点と廃道のコラボ企画を前後編に分けてレポートしたいと思います。

房総のやまあるき (新ハイキング選書)
房総のやまあるき (新ハイキング選書)
新ハイキング社

取付

地形図磯根崎

 今回は地形図でも点線が表記されいて、かつ複数の媒体がこの道を紹介しているので、まずこの道が存在してると思って間違いないです。地形図1/25000の1㎜が実測の25mなので点線が三角点に最も近づく「B」の地点がちょうど3㎜なので75mほどは道が無いことが予想されます。
 あと、やっぱり気になるのが「A」ですよね。他の廃道サイトで紹介されているので、その存在は知っていますが実際この目で見るとどうなんだろうという感じです。

道程

 大貫中央海岸付近から出発。まず気になるのが、他のサイトでも紹介されいるがこの道の規格、この先には千葉県水産総合研究センター種苗生産研究所と廃道しかないのにオーバースペックで違和感を覚えます。あくまで憶測ですが、ここから富津岬まで軍用道路として道があったのか、繋げようとしたのか…。
 突き当りに見える所から、左手の小道に入っていきます。

大貫中央海水浴場付近

 小道に入るとすぐに砂利道に変わり左手に浅間神社の鳥居が見えてきます。

浅間神社鳥居前

 そしてさらに直進すると左手に曲がる道が見えてきますので、曲がると突然それは現れます。「A」現地に立つとわかりますが、この何とも言えない違和感…。よく高速道路下を横切る時にあるあの暗渠だと思うのですが…。

廃暗渠

 近づいてみるとわかります、その大きさの異常さが…。この静かな漁港にはあまりに不似合いな人口構造物、ある種の廃墟から感じられる荘厳な雰囲気と胸騒ぎ、琴線に触れ、とても印象深かったことを覚えています。
 数年後再度この地を訪れたが、暗渠右手の擁壁がさらに崩れており、今にも落ちそうになっていました。かの地を訪れる際にはご注意を!
 暗渠をくぐると次は橋を渡るため、道は左に曲がっていきます。人口構造物が自然へと還るこの景色がとても美しいです。

ヘアピンカーブ

 そしてここが橋の上です。眺望も何もありません。今通って来た道すら藪に阻まれて何も見えません。ここが暗渠の上であることを、唯一ガードレールだけが教えてくれています。

ループ橋上

 橋を過ぎると、雰囲気はもう荒れた歩道といった感じです。雑草のトンネルひたすらくぐります。
 ややもすると、道が左に大きく曲がる地点にきます。ここまで来ると三角点到達するためにはやや行き過ぎですので50mほど戻ります。「B」

三角点取り付き口

 進行方向右の斜面を登ります。当然道は無いのですが、残り75mなのでちょっと強引ですが直登します。暗い笹竹なかをかき分け進んでいくと斜面の途中に三角点はありました。

三角点直下

到達

三等三角点高山

三等三角点 高山
笹竹に囲まれて眺望は一切ありません。
大量の藪蚊に襲われました。😢

データ

点 名 高山
等 級 三等三角点
設置年 明治33年4月23日
所在地 千葉県富津市大字小久保字大作2538-3
時 間 約30分
難易度 ★☆☆☆☆
一口メモ … 訪れた11月下旬で、まだ大量の藪蚊いたので冬に訪れたほうが良いかもしれません。あと地元の方で親切にもマムシが出るから気を付けてと教えてくれた方がいらっしゃいました。暗渠入口右手の擁壁は崩れかかっているので注意してください。


後編へ続く 


当サイト参考に、実際に行かれて起きる不利益に対して当ブログ管理者は一切責任を負いません。



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